ANAマイルとSFC修行と

2016年にANAのSFC取得を目指しています。SFCの情報、ANAマイルの情報、他お得情報、旅行情報などを紹介します。

ANA直行便が就航するカンボジア・プノンペンはどんなところ?

1月のANAプレスリリースにて、2016年9月1日からANAは成田−プノンペン(カンボジア)間の直行便を毎日運航させると発表しました。新たなSFC修業先になる予感です。カンボジアと言えば多くの方にとっては未知の国、もし知っている方がいるとしてもアンコール・ワットがある国ということくらいでしょう。世界遺産アンコール遺跡群は実は首都のプノンペンではなく、北部シェムリアップという町にありますので、プノンペンに来る方のほとんどはビジネス目的です。今日はそんなプノンペンという町を在住者である私が紹介します。

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基本情報(ビザ、物価、空港アクセス等)

まずは渡航に当たっての基本情報です。

ビザ:必要です。事前に取得しておく必要はなく、到着時空港でアライバルビザがUS30$(シングル)で取得可能です。心配な方は事前にネットでe-visaを申請することも可能です(https://www.evisa.gov.kh/?lang=Jap)。この場合US37$かかります。

通貨・物価:驚くことにカンボジアはアメリカドルが流通しています。現地通貨「リエル」は1ドル未満の金額にて使用されており(1ドル=4,000リエル*1)、セントは使われていません。したがって、空港でドルを両替する必要はありません。

言語:クメール語ですが、アジアの中では英語がかなり通じる国です。レストランやカフェはもちろん、バイク・トゥクトゥクとの値段交渉も英語で大丈夫です。町中の看板やレストランのメニューも英語で書かれています。

時差:日本-2時間です。

気候:典型的な熱帯気候で11ー4月頃までは乾期、5ー10月までが雨期です。一番旅行しやすいのは12ー2月頃で、気温も落ち着いており晴れの日が続きます。それ以外の月は暑いです。基本的に年中半袖サンダルでOKです。

プノンペン空港からの市内アクセス:バス、タクシー、トゥクトゥクがありますがバスは本数が少なく行き先も限られます。トゥクトゥクはそれ程タクシーと値段が変わらないのでタクシーが無難です。空港の出口付近にタクシーカウンターがありますし、出口を出た後も待ちかまえています。町中までは一律12ドルです。

治安:一昔前までは治安の悪い町として有名だったプノンペン、今は夜に出歩いても大丈夫な町になりました。といっても引ったくりはまだまだ多いので出歩く際は持ち物に気をつけましょう。

町中の移動手段:庶民の足はバイクタクシーかトゥクトゥクです。近距離1ドルからで、毎回値段交渉が必要です。メータータクシーもありますが流しではないためホテル等に頼んで呼んでもらう必要があります。初心者の方はタクシーが良いでしょう。

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(先ほどから登場しているトゥクトゥクです。現地の方はここに10人乗ったりもします)

プノンペン観光

シェムリアップと比べると正直観光資源には乏しいですが、元フランス植民地ならではの町の雰囲気が楽しめます。観光情報については以下の現地発サイト(現地ではフリーマガジンが入手できます)が詳しいので詳細情報は譲るとして、ここでは代表的な観光地を紹介します。ちなみに下記全てを見るとしても1日〜1日半あれば足ります。シェムリアップでアンコール遺跡群を観光:2日〜3日+プノンペンでカンボジアの歴史や生活を知る:1日、というのが私がオススメする旅行プランです。

カンボジア クロマーマガジン | カンボジア旅行・生活・ビジネスのポータルWEBマガジン

(以下の写真は一部上記クロマーマガジンからの転載です)

セントラルマーケット:食料からお土産、偽物ブランド時計まで何でもそろうマーケットです。建物自体がフランス植民地時代の良き名残を残しており、町の中心地ランドマークでもあります。記事冒頭写真の手前に移っている建物がそうです。

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時間 毎日早朝〜夜中まで
料金 無料

王宮:王様の住むところです。シルバーパゴダという寺院も併設されています。王宮前広場は市民の憩いの場となっています。

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時間 8:00-11:00 / 14:00-17:00 ※式典時は入場不可
料金 6.25 $ (王宮・シルバーパゴダ共通) / 6歳未満無料

国立博物館:クメール文化時代の美術品が展示されています。年代ごとに展示されているので時代の移り変わりを概観することができます。

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時間 8:00-17:00
料金 入場料5US$/館内日本語ガイド3US$から

ワットプノン:「プノンペン」の名前の由来にもなった寺院です。小高い丘の上にあり、上からはプノンペンの町並みが見渡せます。お薦めスポット。

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時間 7:00-18:30 
料金 1US$

トゥールスレン博物館:カンボジアと言えば、ポルポトの大虐殺が思い浮かぶ人も少なくないでしょう。ここはポルポト時代に知識人が拷問・虐殺された場所です。行くのには少し覚悟がいりますが、カンボジアの歴史を知るに当たり外せない場所です。

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時間 7:00-17:30
料金 3US$

キリングフィールド:ポルポト時代、1万人以上もの罪のない人々が連れて来られ虐殺された場所です。死体は穴に埋められ、いまでも穴の跡が残されています。

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時間 7:00-17:30
料金 5US$ (12歳未満無料)  オーディオ3US$

プノンペングルメ

プノンペンではカンボジア料理はもちろん各国の料理が楽しめます。特に、旧植民地の影響がありフランス料理は格別です。トリップアドバイザー1位のトパースでは、20ドル未満でランチコースが食べれますが日本だと5000円はくだらない内容です。同3位のマリスはカンボジア料理とフレンチのフュージョン料理のお店で、カンボジア料理はちょっと、という方も気に入ること間違いなしです。その他イタリアンやインド料理も美味しいお店が多くあります。日本食も100軒以上あると言われており、寿司から焼肉、定食までカバーしています。上記のクロマーマガジンやトリップアドバイザーを頼りに是非色々行かれることをオススメします。大体において日本の5-8割程度の値段設定です。もちろんローカル料理はもっと安い(1-2ドル)です。

シェムリアップに行くには?

最後に、そうはいってもアンコールワットのあるシェムリアップに行きたいと言う方、もちろん行ってください。アンコール遺跡群は私がこれまで行った世界遺跡の中でも規模・優美さはダントツです。プノンペンからはバスだと6時間、飛行機だと50分程度です。バスは各社が運航しており現地の旅行会社やホテルから前日でも予約可能です。飛行機はアンコールエアーが一日数便飛ばしています。現地ではホテルや上記クロマーマガジンのツアーに申し込んでも良し、トゥクトゥクを一日チャーターして自分で観光しても良しです。

 

ANAの直行便が就航することでプノンペンにも日本人が増えるのでしょう。新たな旅行先検討として、あるいはSFC修行の空き時間(プレスリリースによると午後3時から10時まで7時間程ある見込み)の使い方として、ご参考にされてください。

 

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*1:厳密には約4,050リエルですが、多くの場所では4,000リエルで換算可能です