旅行記：カンボジア絶景世界遺産 プレアヴィヒア寺院
本ブログ初の旅行記は、カンボジアのプレアヴィヒア（プレアビヒア）遺跡・寺院です。英語名はPrasat Preah Vihear。カンボジアの最北、タイ国境間近に位置します。
カンボジアと言えばアンコールワット！と言う方がほぼ100%と思いますし、確かにアンコールワット遺跡群は他の各国世界遺産を軽く凌駕する壮大さと優美さです。カンボジアに留まらず東南アジア最大の観光地であることは間違いありません。
ただ近年では中国人団体客を筆頭とした観光客があふれ、昔のような神秘に満ちた雰囲気を味わえなくなったという声もあります。そこで今回紹介するのが、アンコールワットのある町シェムリアップから日帰りで行けるカンボジア第二の世界遺産：プレアヴィヒア寺院です。遺跡としての美しさはもちろん、山の上に位置し雲に隠れている神秘性や寺院からの息を飲む絶景をさし、「天空遺跡」とも呼ばれます。
行き方
プレアヴィヒア寺院への行き方は２通りです。
・シェムリアップ（アンコールワットの町）から （車で３時間）
・プノンペン（首都）から （車で７ー８時間）
シェムリアップからであれば片道３時間ですので日帰り旅行が可能です。多くの旅行会社がツアーを組んでおり、日本からも以下のようなツアーが予約可能です。
絶景世界遺産！プレアヴィヒア寺院日帰り観光＜1日/昼食付/シェムリアップ発＞ | カンボジアの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)
現地（シェムリアップ）に行ってからの予約でも全く遅くなく、むしろ安価な日帰りツアー（65$とか）が見つかります。同じ方向にあるベンメリア遺跡（これまた神秘的な遺跡でオススメです。ラピュタのモデルの１つだとか。）と組み合わせたツアーも多くあります。
一方プノンペンから行く場合はバスで７ー８時間かけて行くこととなります。実は私が行ったのはこの方法ですが、よほど時間に余裕があるか節約したい場合を除いてシェムリアップを経由して行く（ツアー利用）方が楽でしょう^^。ツアーを利用しない私のような場合はふもとの町（Sraem）で宿泊し、翌朝観光することとなります。時間を気にせず寺院観光が楽しめます。
この山の頂上に寺院があります。わくわくしますね。
遺跡の概要
- 入場料：10$（外国人）
- 寺院までの交通：5$（モーターバイク：1人）、25$（４駆：１台10人くらいまで）（いずれも往復）
（2015年11月現在）
寺院がある山のふもとに到着すると、ツアーであってもバスを降りて専用のバイク（後ろに乗る）か４駆で山を登ることとになります。入場チケットと本移動料金はツアーによって含まれていたりいなかったりします。事前に確認しておきましょう。なおこの山登りがかなり急です。バイクの後ろに乗るのが不安な方は４駆に乗る方が無難でしょう。
終点に到着。少し歩くと最初の寺院ゴープラ５が姿を現します。プレアヴィヒア寺院はスタート地から最後までが細長い長方形の形をしており、観光客は順番に５つの寺院・遺跡を見ることとなります。
（ゴープラ５、ゴープラ４）
（寺院間を結ぶ回廊）
（散歩中の猿、今にも崩れそうな寺院）
（ゴープラ２）
寺院は順番にゴープラ５、４、３、２、１と続きます。それぞれ違った形をしており、段々と大きくなっていくのでテンションがあがります。寺院の中に足を踏み入れると、崩れ落ちて積み重なった１つ１つの石にも繊細な彫刻がほどこされていることに気づきます。
そして、５つの寺院を見終わり最後のゴープラ１を抜けると現れるのが、
この絶景です。切り立った岸壁から見下ろすカンボジアの大地の美しさにしばし立ち尽くすこと間違いありません。写真では少しもやがかかっていますが、晴れ渡るともっと遠方まで見渡せます。また岩の間がほこらのようになっており、小さなお寺があります。秘密基地みたいですね。
景色を十分に満喫した後は行きと同じルートを使ってゴープラ１から５へと戻ります。往路では気づかなかったことに気づくこともあるでしょう。帰りは同じくモーターバイクか４駆でふもとまで降ります（事前に待ち合わせ時間を決めておきます）。寺院滞在時間としては１時間半もあれば十分でしょう。まだまだ観光客には知られておらず、私が行った際も観光客はまばらでした。
以上プレアヴィヒア寺院の紹介でした。カンボジアに行く際はシェムリアップ周辺の遺跡（アンコールワット、アンコールトム、、、）で１日、もう１日はプレアヴィヒア寺院（元気な方はプラスしてベンメリア遺跡かコーケー遺跡）に行くことを是非ともオススメします。
