ANA国内線当日アップグレードは運試し？空席待ち当選確率を高める方法は？
ANA国内線で当日空席待ちを経験したことのある人は少ないと思います。取れるか分からない航空券のために空港まで行ってもし取れなかった時のことを考えると余程の理由がある人以外はそんなリスクはとらないでしょう。一方、普通席を既に予約していて当日プレミアムクラスにアップグレードしたい方は別です。この場合、どんな航空券であっても一律+9,000円*1でアップグレードができ、マイルとプレミアムポイントが+50%(旅割の場合75%→125%になる)加算されます。旅割75等で格安の航空券を取っておいて当日アップグレードすると、普通にプレミアムクラスを予約するよりもずっと安くプレミアムクラスに搭乗できるのです。空席待ちしてもし外れた場合でも普通席に乗れるのでリスクはありません。以下はそんな当日アップグレードと空席待ちの話です。
空席待ちの優先順位
当日空港に行ってプレミアムクラスに空きがあれば晴れてアップグレードが出来ますが、空きがない場合空席待ちをすることになります（諦めずに空席待ちしましょう！）
空席待ちをお願いすると以下のような整理券が発券され、搭乗15分前(チェックイン〆切り後)に当選者が発表されることとなります*2。
ここには空席待ちの優先順位が書かれています。種別が高い方から先着順で決定されることとなっており、種別は以下の通りです。
SFC修業中の方含めて普通の方はBクラスだと思いますので、最初からハンデを背負ってしまうことになります。最初の画像は私が石垣島→羽田の便を空席待ちしたときの整理券ですが、B1(種別Bの中で一番先に空席待ちした意)となっています。Bクラス以下の方が後から来た場合は勝てるのですが、AやSの方が来た場合はアウトです。
当選確率を高めるには
ではBないしCクラスの方はどうすればアップグレード当選確率を高められるのか。答えは１つ、空席待ちしないことです。禅問答に聞こえますがどういうことかというと、空席待ち整理券をもらいのん気に搭乗15分前まで待つと空席待ち全員が同じ土俵で戦うこととなります。そうではなく、搭乗15分前まで待たずに空席が出た瞬間に取ってしまえばいいのです。そうすれば、少なくとも後から来る可能性があるA,Sクラスの方がカウンターに来る前に予約することが出来ます。ひとつ不明なのは、空席が出た時点で自分より優先度の高い方が空席待ちしていた場合、予約させてもらえるかです。予約できるとするとやや不公平な感はありますが、空席が出ている状態で予約したい人がいるのに「空席待ちの方がいますので、空席待ちしてください」と言われるかというと、それも変だなぁという感じがします（誰か知っている方教えてください！）。
いずれにせよ、「空席待ちしない」ためのポイントは以下の２つです。
・空港にはなるべく早くに行って空席待ちする
・空席待ち後は（保安検査に進まず）チェックインカウンター近くで空席状況を頻繁に確認する
早く行くメリットはそもそも空席待ちせずともアップグレード出来る可能性が高まること、空席待ち先着順位が良くなること、空席が出た瞬間にカウンターに行けることです。空席情報を随時確認の上、空席が出たらすぐにカウンターに行きましょう。
空席は意外とたくさん出る
そもそも空席ってそんなに出るの？という点ですが、私が上記の石垣→羽田線を空席待ちした際は、12席のプレミアム席が前日時点で満席だったものの、当日午前中に空席が１席出て（残念ながら空港にまだ着いていなかったので取られてしまいました）、午後の搭乗２時間程前にもう１席出ました。この際既に空席待ちしていましたのですかさずカウンターに行き見事空席ゲットしました。もしカウンターに行っていなかった場合、その後AやSクラスの当日アップグレードの方が来ていたら取られていたことになります。ともかく、結構当日に空席は出ると思って良さそうです。
(SFC修行者向け)当日アップグレードした方が良い路線
安くアップグレード出来るといっても9,000円はかかります。もちろん普通席よりずっと楽でサービスも良くなるのですが、SFC修行者にとって気になるのはもちろんPP(プレミアムポイント)単価でしょう。基準単価をどこに置くかですが、例えば10円/PPを目安に考えている方の場合、アップグレードで900PP以上加算される路線であれば、アップグレードした方が良いことになります。これ、結構厳しい数字です。代表的な路線を以下に挙げますが、羽田から那覇や石垣ならOKだけど大阪から那覇はアウトです。
大阪−那覇：739PP加算
札幌−福岡：882PP加算
大阪−石垣：969PP加算
羽田−那覇：984PP加算
羽田−石垣：1,224PP加算
那覇−札幌：1,397PP加算
9円/PPを目安にするとなんと羽田−那覇もアウトになってしまいます。まぁ飛行機内の楽さを考えると、10円/PPでも十分当日アップグレードの意味はあると思います。羽田−那覇線をプレミアム旅割28やプレミアム株主優待で予約すると2,860PPですが、旅割で普通席予約、当日アップグレードすると2,460PP獲得できることになります。
以上ANA国内線の当日アップグレード・空席待ちについてでした。
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